なにかの動画を偶然クリックしたせいか、最近Youtubeでやたらと兵器の解説動画がおすすめされる。それを見ているうちに気になった単語が『信頼性』という単語。
工業製品の分野で信頼性というと自分は「信頼性=品質の高さ=故障の少なさ」みたいな方程式を漠然とイメージしていたのだけど、どうもその認識は少しズレていて、「信頼性=故障の少なさ≠品質の高さ」という関係らしいことがだんだんと分かってきた。
ソ連の開発したAK-47というライフルがあり、これは信頼性の高い銃として世界で一番使われているらしい。ではAK-47は世界で一番精密に作られた銃かといえばそうではなくて、逆にシンプルな構造なのがこの銃の最大の長所で、多少雑に作ってもちゃんと撃てるからテロリストが海賊版を作ってそれが世界中に普及してるんだとか。技術力の低い工場で作っても、熱で多少歪んでも、ロジアの極寒でも、泥やゴミが内部に付着しても、どんな環境でもちゃんと撃てる。そういう意味での信頼性。
銃器の歴史をざっくり見ていて驚いたのが製品のライフサイクルの長さ。ひとつの銃が20年とか50年生産され続け、長いものだと100年以上生産されている。技術は常に進化しているのだから新しい製品が出てきたら古い製品は5年10年で市場から淘汰されるのだと思っていたけど、銃器はPCやスマホとはぜんぜん違う世界らしい。この辺も「新しいものは実績が不十分」「複雑なものは信頼性が低い」といった思想があるのかもしれない。
自分はあまり兵器に興味はなく、ゲームでも銃より剣のほうが好きなので縁遠い世界ではあるのだけど、こういう枯れた技術が長く使われる分野って良いよなとも思ったりする。