ファジーな判断、デジタルでないもの

自分は過去にSIerの仕事をしていて、その中でお客さんに出来ること・出来ないこと・出来るけど難しいことを説明する機会がよくあった。その説明の中でよく使う線引きとして以下の2点をよく挙げることがあった。

  • コンピュータはファジーな判断はできない

    システム化を行う際、「この数値がx以上の場合は、こうする」と厳密に決められるようなものはシステム化と相性が良い。しかし「宛先がお得意さんの場合は、こうする」という主観が入る場合は「お得意さんとは何か」という点を深掘りしなくてはならず、お得意さんの基準を決めて貰えないと機能として組み込むのは難しい。

  • コンピュータの外側にあるものを取り込むにはコストがかかる

    コンピュータは、一度デジタル化されたデータを扱うのは非常に得意だけれども、そうでない手書きのデータを扱うには、人間が手入力するかOCRで取り込む必要がある。OCRの精度も完璧では無く、ミスが許されない用途で使う場合には人間による目視チェックが必ず必要になる。だから業務のシステム化のネックはインプットで、ここをどうするかが肝になる。

と、ここまで書いたけど、この考えはもう古くなっている。

「理論上はできるが実際にはほぼ役に立たない」から「役に立つ水準になったが開発にはかなりコストがかかる」になり、そして「比較的簡単に実現できる」になりつつある。認識をアップデートせねばなぁ。